【2020/11/10 (火) 17:30 在上海日本国総領事館からのメールの引用です。】
- 11月10日、安徽省阜陽市は、潁上県にて新型コロナウイルス感染症の新規確定症例が1例確認された旨発表しました。
- 発表によれば、感染者は、9日に発表された上海市の感染者の濃厚接触者です。
- 当館管轄地域内の各地でも新たな規制が行われたり、諸政策が変更される可能性があります。常に最新情報の入手に努めてください。
- 引き続き、中国当局の発表に留意するとともに、感染への警戒を怠らず、手洗い、人との安全な距離を保つ、密閉された空間や人が多く集まる公共の場所等でのマスク着用を徹底するなどし、感染予防に努めてください。
(感染症リスクのある地域への移動について)
- 「中」あるいは「高」リスク評価は感染症発生状況により変動します。下記の中国国務院のプログラム(以下のリンク)等で確認するように努めてください。
http://app.www.gov.cn/govdata/gov/202003/25/456514/article.html
【発表本文(中国語)】
http://wjw.fy.gov.cn/content/detail/5faa263e7f8b9a84568b45bd.html
【発表文仮訳(抜粋)】
11月10日、阜陽市潁上県は1例の新型コロナウイルス肺炎の症例を確定診断し、感染者蘭氏は、11月9日に上海市から通報された新型コロナウイルス肺炎確定症例、王氏の濃厚接触者であった。11月10日0時、専門家の診断後に阜陽市第二人民病院に輸送され隔離治療となった。県レベルの核酸検査、省市の再確認を経て、11月10日8時17分に蘭氏は新型コロナウイルス肺炎確定症例と診断された。
症例蘭氏、男性、50歳、戸籍所在地は潁上県慎城鎮張洋社区で、長期に上海にある会社で仕事をし、潁上に戻る前は王氏と一緒に上海浦東空港で空港貨物運搬作業に従事し、職場でずっとマスクを着用し、毎回職場に入る度に体温を測定していた。
疫学調査によると、蘭氏は11月5日16時に上海川沙からK 58699バスで潁上に戻った後、K 5098 Jマイクロバスに乗って張洋小区の家に帰った。11月7日、蘭氏と息子の嫁は孫を連れて潁上県人民病院で診察を受けたが、全行程マスクを着用し、その他の時間は外出しなかった。この症例の居住地と到着場所はすでに予防コントロール措置を実行している。
11月10日11時現在,本症例34名の濃厚接触者を探しだした。現在、初回核酸サンプリングは17名が完了し、検査結果は陰性16名であり、1名の結果を待っている。そのほかの濃厚接触者17人については検査するよう通報した。検査されていない同乗者及びその他の濃厚接触者は自発的に現地疾病管理センターに連絡をお願いする。
現在、省市の関連専門家グループはすでに潁上に赴き、核酸サンプリング、疫学調査、コミュニティ管理などの関連業務を展開するよう指導した。
阜陽市新型コロナウイルス肺炎疫病予防制御応急指揮部